Spherical Days Note. 跡地

このブログは(https://lirasphere.hatenablog.com/)に移転しました。

心の病を経験して思ったこと

 こんばんは。こないだまでの暑さは何処へやら、梅雨のおかげで秋ばりに寒い今日この頃、皆様はいかがお過ごしでしょうか。こんなに暑くなったり寒くなったりされたら体ぶっ壊れちゃいますって旦那。どうも、最近風呂上がりに牛乳を飲むことを徹底し始めた筆者です。

 

 え〜、今回は、双極性障害(わたしは未だに躁うつ病と呼ぶことが多いですが)のピーク(?)を過ぎた安定期に入ったと言える筆者の……モノローグではありませんが、振り返って書いてみようと思います。今回お薬遍歴は書きません。前記事で相当書きましたのでね。

 

 まずわたしが精神科に通い始めた経緯ですが、高校生の時の修学旅行の班決めの際に、仲間外れにされたことから始まっています。

 けれど、初めていじめられて不登校になったのは高校生の時ではありません。中学生の頃ですね。ここは何度も当ブログで繰り返し書いていることなのですが、中学二年の時によくいじめ漫画にあるような目に遭いまして、不登校になりました次第です。

 でもよくよく考えてみると、不登校になる前から「なんか仲のいい友達ができないな〜」という感じはあったのですよね。仲良くなりたいのになんか合わないというか、みんなと。それで、わたしは教室の隅っこの方で一人本を読んでいるような人でしたので、いじめやすかったのかと思われます。そのときのわたしはまだ必死で弱く、ボスに使われていじめにやってくる男子どもに暴言を堂々と吐かれていても縮こまっていましたし、いじめのリーダーの子のいいなりになっていました。そうしないと、本当に孤立してしまうと思っていたからです。今思うとホントばかばかしいですね。なーにやってんだか。

 精神科で検査をした結果、わたしはアスペルガー症候群と健常者の丁度真ん中にいるようです。……ただ、簡単なアンケートに何問か答えただけで、本心じゃない(あるいは、自分がどちらなのかわからない)回答もあるかと思われますので、本当はもっと違う結果になるのかも知れませんが、とにかくアスペ傾向があります。多分それじゃないですかね、みんなの輪にイマイチ入りきれていなかったり、いじめの対象になった理由は。

 まあいじめのことはさて置いておくとして、その高校を休んでいる時に初めて精神科に行ったわけなのです。理由は不眠。不眠症の薬は、内科でも処方して貰えますが、わたしの場合はその時まだ子どもでしたので、ちゃんとそういうべきところに行ったほうがいいと内科の医師に言われてのことでした。

 小児精神科みたいなところだったんですけど、そこでわたしの担当医の方は初めは統合失調症だと思われていたようです。最初に処方された薬は不眠治療薬ではなく、みんなが通るであろう道・非定型抗精神病薬の顔、リスペリドンでありました。統失だと思われていたことは後から知ったので、本当にびっくりしたものです。

 症状が悪化したのは、その少し後くらいからでした。

 リストカットをはじめ、家を抜け出したり、知らない人に向かって自分の家族は悪い人だと言ってのけたり。ある意味勇気がある行動ですよね。夜な夜なネットで薬のことを調べては「これ飲んでるわたしは酷い病気」と思い直したりなど、今思えば痛々しいことを繰り返していたものです。ただ薬のことを調べるのは悪いことではありません。こういう薬は、自分との相性が強く出る薬ですので、調べることによって「あ、これ薬の副作用だから変えて貰おう」とかってなるわけですので。ただネットの情報にばかり頼るのもいけないことですけどね。

 一番辛いのは生理がきたときです。健康な人でも辛いのに、病気で心がやられているわたしには耐えきれず毎月涙を流していました。今でもたまに涙が出ますが、その頃ほどではありません。ただ結構Twitterで荒れていたりして……ほんと、フォロワーの皆様方にはご迷惑をおかけしています。本当に申し訳ないです。だから鍵付きの愚痴垢作ったんですけど……。

 入院もしました。あれは大変だった。入院事態が大変だったというわけではなく、内観療法が大変だったんですけど。意志が弱いわたしではほとほと完遂できそうにありません。それのせいで食欲がゼロを下回り、素うどんを胃の中から外へシュゥゥゥーッ!!超!エキサイティン!!……なわけあるか!!ってこともありました。そのせいで精神科の入院には悪いイメージが付き纏い、もう入院なんてするかと思ったものでありましたが、よくよく考えたら大分ゆっくり出来る場所だよなあと思い直せているのも、最近落ち着いてきたおかげなのかなと思います。

 入院はお金がかかりますが、自分を休ませる他に、自分を介護してくれている家族を休ませる意味もあります。鬱ってのは移りますからね、鬱なだけにってな!オモシローイ!山田くん、筆者さんの座布団全部持っていきなさい!ぎゃあやめてくださいもう言いません。……いや、冗談でも笑い事でもなく本当のことです。危うく母も鬱になりかけました。暴れ馬状態のわたしを抑えるため、妹にも学校を休ませてしまった程なのですから。お値段馬鹿になりませんけど大切なことですよ。それに入院できる精神科って、だいたい辺鄙な土地に建っていることが多くて、自然に囲まれ空気も美味しいことが多いので、近場の散歩なども楽しいですよ。

 それで、もっと怖かったのがお薬ですね。何度変えたかもう覚えていません。レシートも取っておかない面倒臭がりな筆者のことです、いちいち薬袋取っておくなんてこともしませんからね。もう本当に、副作用が洒落になってないです。母乳出たり1日船酔いしたりアカシジアが出たり。入院していた時妙に辛かったのはアカシジアのせいも大いにあります。マジで眠れませんから。母乳は本当に怖かった。

 でも、そんな怖いものなのに、酷い時は「なんでこんなに苦しいのにこんだけしか飲ませてくれないの?」とか、「みんなもっと飲んでるじゃん!!こんなのとか、こんなのとか……いいなあ……なんでわたしには出してくれないんだよ!!」とか思ってました。今では考えられませんね。過去に戻れるなら、一回ぶん殴ってやりたいです。「お前、正気か?」って。多分病んでるからこんな支離滅裂な思考・言動を繰り返していたのでしょう。特にジプレキサへの執着心は凄かったですね。効果もそれなりにあった薬でしたので……セロクエルじゃいかんのか?

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大分古いネタですんません。体への負担と余分なお金がかかるのわからないの?馬鹿なの?死ぬの?

 と言った感じでまぁ……こんな記事を書こうと思ったきっかけは、「精神科に通っているのですが毎回のように薬を変えられて医者に人体実験をされている」という風な内容の文をTwitterで拝見したからです。その方に呆れてではなく、普通こう思うよね、と……自ら進んで様々な薬を飲んでは自殺しそうになっていたわたしは本当に生き急いでたんだなあと思ったからでした。なんであんなに必死だったんだろう。でもそういう病気だから仕方ないといえば仕方ないんですけど、落ち着いている今のわたしからみるともう滑稽でしかなくて。

 あ。毎回のように薬を変えられることは、安定期に入るまでは仕方のないことです。精神科通い始めて何年も経つ今ですら、毎回種類の変更の検討をしますし(結局怖いから変えていませんが)、絶対に量も微調整します。これは仕方のないことなんです。風邪薬と同じように考えない方がいいです。くれぐれも、誤解されませぬようお願いしますね。

 最近はリーマスの飲み忘れが減ったからか、精神状態の方は安定しています。ただ、やる気メーターもゼロラインのところで安定してしまっているのでそこは困った点なのですが……すいませ〜ん、やる気エンジンですけど、起動するのま〜だかかりそうですかね〜?みなさんはなかなかやる気が出ない時どうしてますか?無理矢理奮い立たせるには、具体的な目的がないと(明日期限の宿題があるとか、卒論の期限が迫っているとか、会議明日なのに資料纏まってないとか)わたしには難しいみたいで……。いつものルーティンワークをこなすだけの、しかも趣味であるゲームさえもまともにプレイ出来ないわたしに、何か新しいことを始めることって、可能なのでしょうか?

 と言った風に、前は「自分は悲しい人」を大げさに演じていたら本物になってしまっていたのですが、最近は主体的に見ることさえも不可能になってい気がしているのと、「このまま死ぬんやろなあ」みたいな、明らかに悪い方向に悟りを開いてしまっている感が否めないです。

 あとこの前のカウンセリングで、祖母に一緒に話を聞いて貰いました。多分ADHDなんだと思います。わたしのアスペは祖母からだと確信しています。まあそれはさておき、その時に、こんな話をしたのです。

 うつ病の人は、体が鉛のようになって動かなくなってしまうこと。

 そして、普通の人が見えていないものが見えていること、聞こえない音が聞こていること。(というか見なくてもいい、聞こえなくてもいい雑音が勝手に耳に入ってきて、それが今の自分に必要かどうか取捨選択ができないといった感じらしいです。自分のことながらしっくりきます。精神の病特有のものなのか、アスペ特有のものなのかは分かりません)

 これを簡潔に祖母に話してくれたカウンセラーさんはやはりプロ。

 その時、わたしは言いました。物心ついていた時から感じていたことです。

「わたしの頭の後ろと、斜め後ろ左右には、見えない霊がいる」

 これは本当のことです。例えば、後ろにいる霊は、絶対に後ろにくっついているので振り返っても絶対に見えないってわかっているのに、その時見た怖いと思ったものに顔を変えるんです。あと、怖い音を一回聞くとそれが延々と流れていて、一人でいると音楽を聴いていてもその音が混じったりとかですね。

 背後霊って言葉、よく聞きますよね?直感などを通して守ってくれる霊、みたいなアレ。それとは別にいるんですよね、悪い霊が三体くらい。

 小さい頃はこれが怖くて仕方ありませんでしたが、最近は自分から被弾しに言っていることが多くなってきました。死にたいとまではいかないけど呪われ願望みたいなのがあるのかも?とか(笑) あと、自宅の風呂場の近くにある壁なのですが、スイッチが二個離れてくっついているだけなのにそれが顔に見えて、今にも長い手で襲ってきそうとか。ただもう慣れっこなので、この前母にそれをなんとはなしに話したらびっくりされてしまいました。

 あと、その祖母がよく言うことなのですが「テレビや新聞で見たけど、うつ病は頑張って散歩したりとかすれば治るんだから!」とか言う人、よくいらっしゃいますよね?そう言われて悩んでいるうつ病の方、躁うつ病の方、不安障害の方、統合失調症の方、その他色々と精神系の病の方。気にしない方がいいです。わたしも言われるたびに心が重くなっていますが、そう簡単に出来たら悪化しないし、日本中こんなにうつで溢れ返るなんてことはなかったはずです。治った人はそれなりのことを自分で頑張れる状態にあったということだと思います。それが軽い症状だったからとかそんなことはこれっぽっちも思いません。きっと治った人はそれだけの努力をしてこられたのだと、わたしは純粋に尊敬します。でもさ、50m走が11秒もかかる人に、陸上の短距離プロ選手が走り方のコツを教えたら一気に8秒くらいに縮まりました!とか、有り得ないでしょ?そう言うことだと思います。ですから、治らない人は努力してないとか、そんなことはないと思いますという話です。結局保身ですが……。基本的にうつ病の人は頑張ったら負けなのです。

 特にオチはありません。共感してくださる方が少しでもいればいいなあと思って書きました。お付き合い頂きどうもありがとうございました。

 

 

 

 今回の作業用BGMはEYEMEDIAさんで「Cytus-Result Screen」、paraokaさんで「AcidAce-Alliance」でした。これ、Result Screenの方は、イヤホンつけるとベースが本当に心地よいのです。TDNリザルト画面BGMとしてスルーしないで欲しいくらいには名曲だと思ってます。ここまで読んでくださりありがとうございました。では、また。